・夏の脳梗塞
脳梗塞というのは,脳の血管が細くなったり,血のかたまり(血栓)が詰まったりして脳に酸素や栄養が送られなくなるため,脳の神経細胞が障害される病気で,脳卒中のひとつです.
脳の血管が詰まる原因は,脳の血管壁が肥厚したり,血栓ができたり,心臓でできた血栓が流れて,脳で詰まったりすることによります.

・水分補給で脳梗塞予防を!

梅雨時から夏場にかけては,気温や湿度が高く,汗をかきやすいですが,それに相当する水分を摂っていないと脱水症状になり,血栓ができやすくなります.
特に高齢者の場合では,脱水症状を感じにくくなっていますので定期的に水分を補給するなど注意が必要です.

・日頃の生活習慣の改善も重要です

脳卒中を防ぐには日頃の生活習慣の改善も必要で,高血圧、糖尿病、不整脈(心房細動)、喫煙、過度の飲酒、高コレステロール血症に注意し,塩分・脂肪分控えめの食事、適度な運動、肥満を避けます.

・脳卒中予防10カ条

日本脳卒中協会では, 脳卒中予防10カ条を作り,脳卒中の予防を呼びかけています.


1.  手始めに 高血圧から 治しましょう
2.  糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3.  不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4.  予防には タバコを止める 意志を持て
5.  アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6.  高すぎる コレステロールも 見逃すな
7.  お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8.  体力に 合った運動 続けよう
9.  万病の 引き金になる 太りすぎ
10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ